保守的真面目大学生がテレワークインターンで見つけた『新しい頑張り方』
こんにちは。私は、今年から株式会社ホワイトボードでインターンシップをやっている、大学3年生です。
どこに行っても真面目に頑張る。でもその分、自分のやりたいことはよく分からない。
長期インターンで経験を積んでおくべき?だけど、こんな自分は活躍できるのかな。
たくさんの「でも」「だけど」が渦巻く学生の皆さんには、全力で共感できる自信があります。そう、これはまさにこのインターンを始める前の私。
そんな私でも全力で取り組めている『テレワークインターン』を、『頑張り方』という視点から紹介したいと思います。
飲食バイトで「良い子」な私の、『今までの頑張り方』
(ここあんまりいらないかもです)
このインターンを始める前、飲食のバイトをいくつか経ていました。どこにいっても、私の評価は必ず「良い子」、ごく普通に真面目な大学生でした。でもゼロミスだったわけでも、叱られなかったわけでもありません。じゃあ、何を頑張っていたのか。
それは一言で言うと「愛想」なんだと思います。もっと言うと、「最初の一か月で決まる愛想」。
具体的に私がやっていたことを羅列してみると:
勤務前
- 家を出る時点で忘れ物がないかチェック
- シフトの時間もチェック
- 万人受けメイクをする
- 確実に間に合う電車に乗る
- 毎回洗濯した制服をきちんと着こなす
- 5分前くらいにはお店に到着
- 「おはようございます」
勤務中
- 教えてもらっている時はメモを取る/聞いている姿勢を見せる
- 「ありがとうございます」を人の二倍言う
- ミスした時には人の二倍反省する
- 笑顔。笑顔。笑顔。
- 背筋はピシッと
- スタッフの雑談にも神対応する
ざっと書き出してみてもこんな感じ。
これだけ頑張っていれば、かなり高確率で真面目で良い子と言われます。
そしてこれはそれなりに疲れることです。でも、これが私なりの「新しい環境下1か月目の掟」であり、3か月後、半年後、1年後に大小のミスをカバーするいわゆる「土台」でした。
ここまで神経質的でなくても、大体バイトを上手くこなす人はこの要素をクリアしている人が多いです。もちろんこれはどこに行ってもつ役立つ礎なので、このインターン先でも少しは役立つのだと思っていました。
でも!!インターンが初っ端からテレワークに。
最初の一か月、どうしたらいい?
でも、コロナです。
この「1か月目の掟」が、まさかのテレワークでスタート。
となると、上記のもの、一個も使えない。そんな焦りも届かず、世間は「ジョブ型採用」「テレワーク万歳」の日々。
私って、この世の中で生きていけるんだろうか?誠実さとか真面目さとか愛想とか、そういうのってもう、時代遅れなんじゃないか?
そんな風に思いながらも、あっさりとテレワークは始まってしまいました。
そんな私が一か月間、どたばたと生きた結果分かったこと、テレワークインターンで学んだ、新しい時代での頑張り方を紹介します。
テレワークインターンに飛び込んで分かった、『新しい頑張り方』
①『報連相力』をつける
以前のバイトでは、ちょっと分からないことにぶち当たっても「あ、誰々さんはたしかこういう風にやってたな」と考えていました。聞くとしても、暇なタイミングを狙わなければならず、やきもきすることも。
でも、テレワークにはタイミングも何もありません。分からないことだらけの中始まったわけだし、分からないことって聞くしかない。だって様子が見れないんだもの。その分、向こうにとっての「分からない」は先に解消するように努めるべきだとも気づきました。
連絡用のチャットは常にチェックする。質問は簡潔に。自分の工程は常にアップデートする。社会に出たらどれも当たり前のことでも、すぐに無意識的には出来なかったと感じます。この環境に飛び込んだからこそです。
②「今の自分なり」に自信を持つ
例えば資料の作成だとか、正確さが求められるものはしっかりゴールが決まっているけれど、中には「SEOについての動画を見て、自分でまとめて」という課題もあります。
これは勉強の一環でもあるので、自分の力にするのが一番大事。でも、もしもテレワークじゃなかったら、臆病な私はそれとなく周りのインターン生に合わせていたと思います。「あ、あの子はもう終わったみたいだから、ちょっと雑でもスピードアップしなきゃ」とか。「あの子は図とか使っているから、私もやらなきゃいけないかな」とか。
テレワークではそれが出来ません。だからこそ、自分のレポートに自信を持つようになりました。「3時間程度の予定時間だけど、私はこれについて全然知らないしもっと知りたいから4時間かかります!」「私はこれが見やすいです!」を一旦示すことに抵抗が無くなりました。その上での「もっとこうした方がいい」を積極的に取り入れるようになりました。
③所感を大事にする
テレワークって、その課題が終わってもすぐに反応がもらえることは少ないです。でもその分、3日後くらいに「そういえばあの仕事、どうだった?」と急に聞かれることが多発します。
毎回の仕事に対して、自分の心と頭がどう動いたか、というのをきちんと留めておかないと、意外と仕事ってさらさらと流れていく。
見せる見せない、聞かれる聞かれないに関わらず、「私はこう思った」を意識し始めました。課題が一段階深く自分のものになる感覚を、今は大事にしています。
④日常生活に取り入れる
とは言っても、やっぱりテレワークには「現場感」が欠けます。特に一回もオフィスに行ったことがないとなると、「当事者意識」はどうしても薄れていきます。なので、ちょっとずつ日常生活にも意識的に取り入れるようになりました。
例えば新聞。普段から目を通していても、なかなか自分としての目の付け所や観点が定まりませんでした。自分にとって面白そうな記事って、どうしても読みやすさだったり親しみやすさが入ってしまっていました。そこで、「インターンで学んだこと」を中心に読んでいくと、普通に広がりやすいし、インターン自体にも役立つ。頑張る、という感覚がなくても学びに繋がっているって、思った以上に新鮮です。
『新しい頑張り方』から見えてきたこと
①将来に対する不安が、ちょっと消えた
正直、今までの私は「えっ、ジョブ型採用?新しい働き方?何それ怖い無理」という超保守的大学生でした。だけど、どうやらこの世界の流れには向き合わなければならない。それに対しての準備は、このコロナの時代に絶対に一人では出来ませんでした。それを可能にしてくれるテレワークインターンは、実は「今一番やるべきこと」だったのではないでしょうか。今はジョブ型採用もテレワーク導入もどんとこい、というスタンスです。びっくり。
②自分の観点に、ちょっと自信を持てるようになった
今まで、自分の所感や自分の考えよりも先に、他人からの評価を優先することが多くありました。バイトだけでなく、学校のレポートだったりもそうです。だけど、テレワークによって「自分の満足度」をまず強く実感するようになりました。家の中で、他人の目を気にせずに仕事に没頭する。そこで見えてくる自分の観点をまず大事にするようになりました。オフィスに行っていたら、この感覚は埋もれてしまっていたんじゃないかと思います。
至極真面目なブログになってしまったけれど、現状に何となく不安を抱えている学生に、少しでもこの良さが届けば嬉しいです。同じ気持ちを抱えている学生、一緒にインターンして、『新しい頑張り方』を探してみませんか。