Webの仕事をすることの意味を考えてみて、永遠の脱線
2017年11月13日
みなさま、こんにちは! 株式会社ホワイトボードのフロントエンジニア
の末ちゃんこと、末吉です。
随分寒くなってきて、いよいよ冬の季節です。
しかし今年も紅葉がまばらで、残念な気分です。
そんな中でも、夜星空を見上げると満天の星空が自分に降り注いできます。
飯盛山登山口から、八ヶ岳を臨んで。
ああロマンチックな気分、なのでちょっとセンチな話をしたいと思います。
Webの仕事にはどんな意味が?
いきなり核心をついてきました。Webの仕事をすることにはどんな意味があるというのか。
最近個人的に特に思うことが、人類は自らの手でどんどん絶滅においやっているなと。
なぜならどんどんハイテクが普及し、物事の基本を知らずして世の中の道理を支配する人が増えている。そんな風に思うのです。
そういう自分も大して物事を理解しているわけではないのですが、最近はライターなしに火を起こすどころか、着火剤なしに火を起こすことすらできない人が多いです。
そうそんな人たちとは、私たちハイテクに携わる人間です。
自分で火を付けることができるその意味
「そんなことできる必要は無い。だって使わないのだから。」
仰るとおり。しかし私たちの生活には必ず火が付きものです。
食事を取る、暖を取る、明かりを採る、様々なところで使用しますね。
これらのこと意識したことありますか?
簡単に火がおこせることのありがたさ
自分で火を起こしてみると、火を起こすことの大変さがよく身に染みます。
ライターすらない環境なら、燃えやすい落ち葉や松などを適切に集め、乾燥させる。麻縄などの非常に着火しやすいものを木などでもんで火を起こすか、強い太陽の光を借りて集光し着火させるか・・・。
もしライターがあったとしても、ただ火が付きやすい新聞紙に火を付けてその上に薪をおけば良いってものではありません。
火があることが当たり前と思うことの怖さ
そう、火があることが当たり前、そして一ひねりで安定した火をおこせる昨今の文明で恐れることは、その当たり前になれてしまうこと。
自分に対してその環境が存在することごく当たり前のことだと感じてしまうことが怖いのです。
当たり前と思ってしまうことによる傲慢
「コンビニは必ず近くで24時間空いていてすべての商品に十分な在庫が無ければ」
「毎日通ってるんだから、俺の顔くらい覚えろよ」
そう思っていたりしませんか?
これは当たり前に対する傲慢です。
そんな傲慢が育ってしまうのは、そこに当たり前があるからです。
Webサービスって当たり前を届ける仕事
私達の作るWebサービスとは当たり前を作って、それをお客様に届ける仕事です。
当たり前のようにホームページは常に稼働し、いつどんなときでも情報が閲覧できる。
当たり前のようにECサイトは開いていて、明日には商品が到着する。
当たり前のように、これの使い方はなんだろう?と考えさせないようサイトを設計する。
エンジニアは自分が書いたコードは当たり前のように動くと思ってる
そして、私たちエンジニアは自分が書いたコードやプログラムは当たり前のように、自分が思い描いた通りに処理が走ると思っている。
と思いきや、なかなかその通りに動かないのですね。
未熟者なので、コンパイル処理で必ず何かしらのエラーがでます。
ノーエラーでコンパイルが通ると、逆に疑ってしまう。
そう、エラーがあることが当たり前だと思っているからです笑
HTML, CSS, JSを使ってウェブサイトを組む時代の終焉
今のHTML, CSS, JSを使ってウェブサイトを組む時代はもうじき終わりを迎えようとしています。
恐らく10年後にはパソコンというプラットフォームはなくなっているでしょう。
ウェアラブルデバイスや、直接脳神経に対して情報を送る時代がやってくるかも知れません。
半導体に情報を記録するという概念もいずれ終わり、クリスタルに情報を記録する。そんな時代もやってくるでしょう。
次の時代の当たり前を見据えて
それらには何の意味が?
何の意味もないでしょう。ただ、新しい世界をみてみたい。
新しい時代をみてみたい。
そして叶うなら新しい時代の中に自分がいることができたなら!
SFの世界に心躍る人は少なくないでしょう。
今ある「当たり前」の概念を捨て、新しい時代の「当たり前」を生み出していく。
それが私たちの目指すべきゴールなのかも知れません。
エンドユーザーに対して心躍る体験を、エンドユーザーに対して最高の人生の一片となれるようなサイトづくり。
いや、自分がそうしたいからそうする。より多くの人に共感してもらえるサイト作り、それが私たちの「当たり前」なのかも知れません。
でも基本を忘れちゃいけない。基本は基本。蔑ろにしてはいけない。
だから、コピペでできることもめんどくさがらず自分で書いてみる。
何かを作るのが好きな人、この職業は合っていると思いますよ。
それではまたお会いしましょう。
(やりきった!)