実はよく知らない、一眼レフ・ミラーレス機能の使い方
みなさま、こんにちは!
株式会社ホワイトボードのフロントエンジニアの末ちゃんこと、末吉です。
今日は一眼レフ・ミラーレスカメラをお持ちの方で、「買ったは良いけどいつも全自動で取ってます」という方向けに使い方をご説明したいと思います。
- 背景が上手にぼけた写真を撮りたい
- 動いてる物を撮りたいけど、ぶれちゃう・・・
そんな悩み、じつは簡単に解決できちゃいます!
今回のデモ機
今回デモとして登場するのは、私の所有するミラーレスカメラ Canon EOS M3です。
昨年発売されてから結構人気なようですね!一眼レフに迫る性能と言われブレイクした模様です。
一眼レフカメラとミラーレスカメラの違いは今回は割愛させていただきます。
ちなみに簡単に言うと、ミラーレスカメラは軽くて小さく、持ち運びが一眼レフより楽ですよ!
カメラモードについて
早速カメラ上部についてるカメラモードを確認していきましょう!
Auto
フルオートです。「シャッター速度」「絞り」「色合い」「明るさ」「ISO感度」などすべてが自動で調整されるので、シャッターボタンを押すだけで写真が撮れます。
ただあくまで自動調整なのでうまくいかない場合や、もっと思い通りに撮るときには下記モードを試してください。
P
プログラムオートです。「シャッター速度」「絞り」は自動調整です。「色合い」「明るさ」「ISO感度」は手動で設定ができます。
Tv
シャッター速度優先モードです。「シャッター速度」を自分で設定し、それに最適な「絞り」をカメラが設定してくれます。「色合い」「明るさ」「ISO感度」などは自分で設定できます。スポーツ選手を撮る際や、動物などを撮るときはこのモードが最適です。
Av
絞り優先モードです。「絞り」を自分で設定し、それに最適な「シャッター速度」をカメラが設定してくれます。「色合い」「明るさ」「ISO感度」などは自分で設定できます。ピントの合った部分以外をぼかしたい場合、逆に全体的にピントを合わせたいときなどはこのモードが最適です。
M
マニュアルモードです。すべての設定を自分で行います。各機能の動きを正確に理解しないとこのモードは使えないです。ですが、完全に自由に設定できるので、使い方が分かると思い通りの写真が撮りやすいです。
C
カスタムモードです。自分で好みの設定を保存しておくことができます。
どのモードを使えばいいの?
私はほとんどAvモードを使用しています。ピントの合わせ方を常に調整しながら写真を撮っています。
というのもやはりぼけがきいた写真が好きなんですね。
なぜかというとプロっぽいからです(笑)
では以前私が撮った写真を例に、Avモード、Tvモード、Mモードの使った例を見てみましょう。
Avモード
手前の菜の花にピントを合わせて、後ろを思い切りぼかした例です。このような写真はAvモードで「絞り」を小さい数字に振ります。例えばこの写真はF2.5です。
レンズによって設定できる数字が違います。高いレンズ程小さい数字に設定でき、明るいレンズと言われます。
今度は逆に「絞り」の数字を大きくした例です。さっきとは対照的に全体的にピントがあっています。この写真ではF14に設定しています。
私の趣味が丸わかりの写真になりますが・・・、このように車2台にピントを合わせたい場合、しかも2台の距離が近いのと遠いのとある場合は、「絞り」の数字を大きくします。記録がないので曖昧ですが、F8からF11ほどでこのような写真が撮れます。
逆にF3.5などに設定し手前の車にピントを合わせると、奥の車はぼけてしまいます。
Tvモード
これはわざと「シャッター速度」を遅めにして、飛散する砂を格好良く撮ってみました。この写真は1/160秒に設定しています。
1/600秒などに設定すると、砂粒がしっかり見えるようになります。
また「シャッター速度」を遅くした例ですが、川の流れをふわーっと撮るために、3秒ほどシャッターを開いて撮影しました。三脚が必須です。また、3秒も開くと明るくなりすぎるので、この場合はNDフィルターというレンズに入ってくる光を減らすフィルターが必要です。
自動ではこんな写真は撮れないので、ただ撮るだけで楽しいですよ。
Mモード
この写真ではMモードを使用し、「絞り」をF5に、「シャッター速度」を1/160秒に設定しています。
オートで撮ると明るくなりすぎるので、Mモードでわざと暗くして夕焼けの雰囲気を出しています。
この写真は「絞り」をF8に、「シャッター速度」を3.2秒で撮影しています。下手な写真ですが、このような車のテールライトが流れる写真も、Mモードならではの楽しみ方です!
まとめ
いかがでしたか?カメラの機能は実は色々楽しいものがありました!是非是非お手持ちのカメラの機能をフルに使用してください!
また、この記事に載っている写真は許可済み、あるいは安全を確保しての撮影を行っております。道路の交通や、危険な場所に入って怪我などをしないよう気を付けて楽しい写真ライフを送ってください。
それでは、また来週お会いしましょう!