ホームページで使う写真で大事なこと
2017年11月6日
みなさま、こんにちは! 株式会社ホワイトボードのフロントエンジニア
の末ちゃんこと、末吉です。
大分ご無沙汰していて非常によろしくありませんね。私だけで無くWBの皆さんもよろしく頼みますね!
さて、今日はホームページで使う写真で大事なことってなんだろう。って思い立ったので、ちょっと考察してみたいと思います。
思い立った経緯
なんでいきなりそんなことを思い立ったかちょっと振り返ってみます。
今まで何個か写真について記事を書いてきました。
ホームページにおいての写真の重要性3ポイント
Web担当者に一眼レフをおすすめする理由3つ
どの記事も原則的には綺麗な写真を撮ることをメインとした記事になります。
しかし大切なことはそれだけでしょうか?いや違うはずです。
それはなんだろうか、ちょっと考えてみました。
綺麗な写真と綺麗ではない写真
おさらいをしてみましょう。
綺麗な写真と綺麗ではない写真の違いとは何でしょう。
綺麗ではない写真とは、以下の要素が主に挙げられるはずです。
- ピントがあっていない。
- 被写界深度が適切ではない。(ピントの合う範囲が状況にあっていない)
- ぶらしてはいけないものがぶれている。(手ぶれ、被写体ぶれ)
- 写真の露出が正しくない。(暗すぎる、明るすぎる)
- 構図が正しくない。(本来見せたいものが画面領域で少ししか写っていない)
- 水平がとれていない。(写真が斜めになっていたり、パースがおかしい)
- ノイズが酷い。(撮影時の設定が悪い。カメラの性能が足りない)
綺麗な写真とは、ようは上記の逆ですね。
- ピントが合っている。
- 被写界深度が適切。(見せたいものにのみピントが合っている)
- ぶれてはいない。(シャッタースピードが適切に選択されている)
- 写真の露出が正しい。(写真のヒストグラムを見て適切に明るさが調整されている)
- 構図が正しい。(見せたいものを大きく写している)
- 水平がとれている。(水平がでていて、パースを正しく表現できている)
- ノイズが適切量以下に抑えられている。
つまり、これらのことができれば綺麗な写真というものが撮れるはずです。
たとえば悪い例を上げてみましょう。
以前私が撮影した写真で、始めてカメラを買った直後くらいに会社のメンバーと夜桜を見に行ったときのものです。
この写真を評価してみましょう。
- ピントが合っている ◯ (ピントは合っています。)
- 被写界深度が適切 × (桜の木のみにピントがあっていれば良かった。)
- ぶれてはいない × (桜が風に揺れていたせいでぶれている。)
- 写真の露出が正しい × (肝心の桜が白飛びしている)
- 構図が正しい × (見せたいものがなんなのかいまいちわかりづらい)
- 水平がとれている ◯ (水平はとれています)
- ノイズが適切量以下に抑えられている ◯(ノイズはでていますが、許容範囲です)
綺麗な写真を撮る。という目的だけでいえばこのように評価してみても良いかもしれません。
適切な写真と適切ではない写真
ここからは綺麗な写真は撮れている前提で、その場に使用するのが適切な写真かどうかを判断してみたいと思います。
以前頼まれて撮影した知り合いの車の写真を例に出してみます。
たとえば、車の販売サイトとして、販売する車はスポーティでありつつもラグジュアリーな車だとします。
この場合、使用する写真は以下の要素が満たされているべきです。
- スポーティであるため、車高の低さや動きを感じさせる写真
- ラグジュアリーであるため、高級感を感じさせる写真
走っているところを撮っていないため、疾走感のある写真ではないですが、車高の低さや、今にも走り出しそうな雰囲気、かつ高級な雰囲気を感じさせているはずです。
ここにもし、スズキ ワゴンRの写真を使用していたら?まったく要件を満たしません。
まとめ
綺麗な写真を使用することは前提条件として当たり前なのです。綺麗な写真を撮る方法。それは綺麗な写真を撮る方法を知っている人に撮って貰うのが一番です。
もしそれが不可能なら、貴方が考え、答えを導き出して撮るべきです。
なぜ、ここまで綺麗な写真にこだわるか?それは誰でもそこそこのレベルの写真が撮れ、そこそこのレベルの写真がそこら中にたくさん有るからです。
ユーザーの目も肥えているため、レベルの低い、つまり綺麗ではない写真は見てもらえないどころか、そのサイト自体の質が低く信頼できないものと無意識に思われてしまうのです。
また、適切な写真を使用することでインターネットになれていないユーザーに対してもコンテンツへの誘導が容易になります。
- 綺麗な写真を使うのは今やもう当たり前。
- そのコンテンツに適切な写真を使用することが大切
安価に済むため、写真素材サイトでサイトを構築してしまうことが多いと思いますが、写真撮影のコストを惜しまずプロの方に写真を撮ってもらい、サイトを作るあなたのためではなく、サイトを見てくださるエンドユーザーさんの為のサイトを作っていきましょう!