Googleアナリティクスで not provided が増えている件【考察】
みなさま、こんにちは!
株式会社ホワイトボードのWebディレクター、茂手木です。
私は株式会社ホワイトボードにてWebディレクターとしてお仕事をしているのですが、今回はそのお仕事中に気になった事についてお話したいと思います。
お客様のホームページのアクセス解析の確認をGoogleアナリティクスを使用して毎月行っているのですが、先月(12月)のアクセス結果からキーワードの部分のある変化に気づきました。
それがタイトルにも書いた not provided の増加です。
そもそも not provided とは検索エンジンの暗号化(SSL化)によって検索キーワードの情報を読み取れ無かった場合に not provided となってしまいます。
つまり、この値が増えてしまうと、ユーザーがどんなキーワードでサイトに来ているかが分からなくなっていきます。
その値がどの位増えたかというとまず先々月の11月はこんな感じでした。
約65%だった値が12月はこのような結果でした。
約83%と一月で2割近く not provided の値が増えてしまいました。
他のお客様でも同じ現象が確認され、中には9割以上 not provided というお客様もいらっしゃいました。
これはいったいなぜだろうと原因を調べていくと私は一つの可能性に行き当たりました。
主要検索エンジンの暗号化
まず元々のお話になってしまうのですが、Googleの検索エンジンは2013年頃から既に検索エンジンの暗号化がされており、その為上記の11月の結果という部分でも65%が not provided という結果が出ています。
それが何故さらに増えたかというと、Yahooでも段階的に検索エンジンの暗号化が進んでいることが原因かと私は考えています。
こちらは2017年3月までにYahooの全サービスがSSL化するお知らせが出ていましたので、12月(または11月途中)の時点で既にほとんどSSL化が完了したのかと思います。
【外部リンク】Yahoo! JAPANサービスは常時SSL(AOSSL)に対応します
なので今後はGoogleアナリティクスでキーワードを確認しようとしても8割から9割のキーワードは not provided という表示のままになってしまうと思います。
現状としてはGoogleの別サービスである「Search Console」の検索アナリティクスの項目であれば not provided に関係なくどういったキーワードで検索されたかを知ることが出来るのでそちらを見て判断する形になるかと思います。
今までGoogleアナリティクスで閲覧していた部分ではあったので、アナリティクスの方で見れるように対応してもらえると、個人的には一番ありがたいのですが、現状はこのような方法を取るしかないと思いますのでそちらに慣れるようにしていきたいと思います。
ではまた来週!