普段、耳にする言葉でも説明できないことってありますよね。


2019年7月12日

最近ビールが美味しいです。

みなさんは「発泡酒」や「新ジャンル」を知っていますか?
もちろん、知っていますよね。
最近は、ビールより発泡酒や新ジャンルのCMのほうが多く流れているのではないでしょうか。

では、実際にどう違うの?と聞かれたときに答えられる人は少ないと思います。
そんな人のために今回は特別に「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」の違いについて説明したいと思います。

どう違うの?

ざっくりと言うと、酒税法において定められる「原料」が違います。

ビールの主原料は3つです。

  • 麦芽
  • ホップ

次に発泡酒です。
発泡酒は酒税法により
「麦芽又は麦を原料の一部とした酒類で発泡性を有するもの」と定められています。

いまいち、ピンと来ないですよね。

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それでは、ここでそれぞれの定義について見ていきましょう!

ビールの定義

  • 麦芽比率50%以上であること。
  • 副原料の重量の合計は、使用麦芽の重量の5%の範囲内であること。

発泡酒の定義

  • 麦芽比率50%未満のもの
  • 麦芽比率50%以上であっても、ビールに使える原料以外の原料を使用したもの
  • 麦芽比率50%以上であっても、規定量を超えて副原料を使用したもの

ビールは細かく制限が設けられていますが、発泡酒は麦芽を使用していれば副原料は何でも、好きなだけ使用することができます!

もう一つ忘れてはいけないのが「新ジャンル」です。
「第3のビール」という呼び方もされている新ジャンルですが、定義は2つに分類されます。

新ジャンルの定義

  • その他の醸造酒(発泡性) 麦芽を使わず、大豆やえんどうなどを発酵させたもの
  • リキュール(発泡性) 麦芽比率50%未満の発泡酒にスピリッツを加えたもの

新ジャンルには、ビールの主原料である麦芽を使わないものもあります。

違いが何となくわかりましたでしょうか?
次はみなさんが気になっているであろう価格について説明します!

「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」それぞれの価格

スーパーやコンビニなどで、自然と目にしていると思うのでお気づきでしょうが、
一番安いのは新ジャンルです。

ではなぜ安いのでしょうか?
答えは酒税法にあります。

現在、税率は麦芽比率に応じた三段階とされています。

税率

  • 麦芽比率50%以上:約220円
  • 麦芽比率25%以上:約178円
  • 麦芽比率25%未満:約134円
  • ビール及び発泡酒以外で発泡性を有するもの:約80円

ビールと新ジャンル(麦芽を使っていない)では140円もの差があります。
毎日飲むものとしては高いですよね・・・!
最近では新ジャンルでもビールに近い苦さのある、美味しくて財布に優しい商品も増えてきています!

まとめ

今回、簡単に違いについて説明してきましたが、正直どれも美味しいです。
ぜひ、飲みに行ったときなどの話のネタにしてもらえれば嬉しく思います!

また機会がありましたら、次は各メーカの味の違いや特徴なども紹介もしていきたいですね!

渡邊でした。

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